こたつ島ブログ

書き手 佐藤拓実(美術家)

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

デジタル一眼レフと名付け

最近デジタル一眼レフを買った。買うまでなかなか決心がつかなかった。 私は古い小さなデジカメをもっているのだが、画質がほとんど変わらないこともあって、普段はもっぱらスマホのカメラを使っている。 今回、図書館に行って貴重資料を出していただくこと…

五美大展で気がついた いくつかのこと

五美大展を初めて見た。 改めて確認すると、多摩美大、武蔵野美大、女子美大、東京造形大、日大芸術学部が参加。国立新美術館で展示される他、各大学の大学美術館等でも卒展は行われる。五美大展は簡易縮小版と言ったところか?絵画や彫刻の展示のみで、デザ…

2016年 冬の札幌の展覧会 森山大道 NORTHERN (札幌宮の森美術館)

1978年に北海道で撮られたモノクロ写真と、2009年から2010年にかけて撮られたカラー写真の展示。撮影風景のスライドや展覧会のトークショーの記録映像も見られる。 感想を考えながら見ていたが、うまく言語化できない。わからないなりに感想を書…

2016年 冬の札幌の展覧会 映像ミュージアム フィオナ・タン ―どこにいても客人として― (北海道立近代美術館 講堂)  

毎年開催している映像ミュージアム。以前は文化の日に合わせていたが、移動したようだ。座席は6~7割埋まっている感じ。うーん・・・(もっと人が入ればいいのに)。 フィオナ・タンはインドネシアの華僑の父とスコットランド系オーストラリア人の母の下に…

2016年 冬の札幌の展覧会 札幌美術展 モーション/エモーション ―活性の都市― (札幌芸術の森美術館)

1948年から続く「札幌美術展」シリーズ。 モーションとは物理的な動き(動作)、エモーションとは心の動き(感動)である。活性とは機能や効率が向上したり、反応が活発だったりすることである。この展覧会では生命体のように活動を続ける都市をテーマと…

東日本大震災についての覚書

五年前の2011年3月11日、どこで何をしていたか。 私は家にいて自室で本を読んでいた。谷崎潤一郎の「鍵」だ。棟方志功の挿絵が入っている作品だ。 地震がおきた。 いつもより強くて長い揺れだった。が、普段時々ある地震と大きな違いは感じられなかった。物…