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【アートとリサーチ 北海道の旅とプロジェクトのプラン作成 アーカイブ ワークショップ】 旅の記録②

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 (朝の函館駅近く、セイコーマート前)

 

 3月15日から29日まで、「アートとリサーチ 北海道の旅とプロジェクトのプラン作成 アーカイブ ワークショップ」というものに参加していました。

 その記録②です。

 

 

2016年3月21日

 

 昨晩(20日)に札幌を出て、朝5時過ぎに函館到着。すごく寒い。風が強い。カモメか何かの声が聞こえる。水が見えなくとも港町らしさが感じられる。

 

 函館駅に駆け込む。立派で綺麗だ。ここに来るのは小学校低学年以来。おぼろげに頭に浮かぶ、かつての古臭い駅舎の方が旅情をそそる気がした。
 やはり構内外は新幹線の広告だらけ。開業まであと5日に迫っている。札幌とは盛り上がりが違う。新幹線のお膝元なのだ。札幌もいずれこうなるのだろうか。

 

広告にはGLAYが。

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 セイコーマートに寄って朝食を調達。
 博物館の開館までの数時間は特にやることもないので、歩く。朝市を冷やかす。

 カニやらホタテやら。 

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 ショーウィンドーは圧巻のピンク色で、いっぱい撮影した。

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7時半で0度・・・。

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銅像を撮って遊ぶ。

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 他にも、ラッキーピエロ一号店など見る。

 ソフトクリーム多すぎでは・・・?

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坂の上の教会群は外国みたい。

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東本願寺函館別院は大正4年の建築で、日本初鉄筋コンクリートの寺院。立派。

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 朝一番は北方民族資料館に行くつもりだったのが、予定には無かった函館市文学館に入った。一階が函館ゆかりの作家の資料展示で、二階はほぼ啄木の資料で埋まっている。この構成からして「啄木推し」なのだということが分かる。本郷新が作った啄木像の原型があって、写真撮影可能コーナーになっている(ここ以外は禁止)。

 

 10時半頃から北方民族資料館を見学。

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 現在のアイヌ民族について紹介するビデオ(といっても作られてから5年や10年は経ってそうだった)があって、「今では日本人と同じ暮らしをしています」みたいな紹介があっておどろいた。そんなことは僕には自明だったからだ。それでも、おそらく道外から来たらしい中年の夫婦が「アイヌは日本語喋れるの?」と言っていたのを聞いたから、大多数の日本人の認識はそんなものなのかもしれない。俳優の宇梶さんが出演していた。

 数点アイヌ絵もあった。所蔵品はいくつかの個人コレクションが元になっているようだが、目録の公開やアーカイブ化はされていないようで残念である。何とかして欲しい。所蔵品の公開に努めるのは館の仕事ではないか。


 函館市中央図書館に向かう。五稜郭の前には、ラーメン屋「味彩」があって、行列ができていた。そのすぐ近くにもラッキーピエロがあった。

 駅から図書館まではけっこう距離がある。ダルい。途中、イカ飯を食べる。

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函館市中央図書館は非常に使いやすそうな施設に見えた。函館市民がうらやましい。ステンドグラスがきれい。

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 資料閲覧。おニューのカメラでたくさん写真を撮った。

 思ったより簡単に資料が見られることが分かったので、翌日予定していた松前行きを翌々日にして、再度函館市中央図書館に来ることを決める。

 

 五稜郭公園を少し見学。超寒い。風がかなり強い。五稜郭の設計者である武田斐三郎の碑を浴びるように撫でてきた(武田斐三郎の肖像レリーフの頭の部分を撫でると頭がよくなると言われている)。顔だけ光っている。

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「味彩」に入った。

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 やっぱり函館と言えば塩ラーメンだ。出てきたラーメンについていた割り箸の袋には北海道新幹線が。うまかった。

 ここで昨日買ったばっかりのカメラのフードをなくしたことに気がつく。ショック。
 

 電車の中も北海道新幹線だらけ。

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 念のため函館駅前の交番に寄って、カメラのフードの落し物の報告があるか聞いた。もちろんなかった・・・。

 

 チェックイン。ホテルはごくふつうのビジネスホテルで、廊下はなんのにおいかわからないが独特なにおいがして、ちょっと我慢ならなかったけれど、それ以外はそれなりの設備。

 

 部屋着は浴衣だった。

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 私はアイヌ絵を見にはるばる狭いバスに乗って函館まで来たわけだが、ひとつ気になっていることがあった。それはアイヌの描かれ方だ。アイヌは決まって着物の合わせが左前で描かれる。それは中国由来の考え方では蛮族の風俗だとされ、日本でもそうされたらしい。他にもアイヌの描かれ方にはいろいろ定番の記号的表現がある。それらを実物で確かめるのも目的の一つだった。

 そして何の躊躇もなく浴衣を着た。合わせを確認してみる。が、私は見事に左前に来てしまったのだった(左前の前とは先の意味であって、左が右より前に来ては間違いになる)。かつて差別的記号として使われた合わせに、今日の僕は無頓着だった。差別的表現とは一体何だったのだろうと思った。

 

 初日なのではやめに、23時前には寝た。


 (続く)