ヨコハマトリエンナーレ2017の個人的感想①

「ヨコハマトリエンナーレ2017-島と星座とガラパゴスー」(以下横トリ)に行った。同時開催の「BankARTLifeV 観光」や「黄金町バザール2017」の一部も見てきた。横浜には何度も来ているが、トリエンナーレ鑑賞は今回が初めて。 「島と星座とガラパゴス」と…

珠洲日記 あるいは奥能登国際芸術祭での見聞 ① 

目次 1.芸術祭概要 2.珠洲までの道のり 3.宿にて 1.芸術祭概要 「奥能登国際芸術祭2017 Oku-Noto Triennale2017 」に行ってきた。能登半島の先端に位置する石川県珠洲市で、今年初めて開催される。 Triennaleだから次回以降三年に一度の開催を見越し…

札幌国際芸術祭2017(SIAF2017)見聞⑦

⑥の続き。もうこの日はほとんど芸術祭に関係する展示は見ていない。エピローグ的な記事だと思ってもらえれば。 目次 1.円山公園へ 2.宮永亮「RECIPROCAL」 3.東方悠平「ガーデニング」 4.相原信洋作品上映会など 8月19日 1.円山公園へ 朝から再び…

札幌国際芸術祭2017(SIAF2017)見聞⑥

⑤の続きです。 目次 1.北海道大学総合博物館の展示 2.りんご 3.梅田哲也ライブパフォーマンス 8月18日③ 1.北海道大学総合博物館の展示 展示タイトルは「火ノ刺繍ー『石狩シーツ』の先へ」。詩人、吉増剛造の展示である。部屋に入る手前にコンセプト…

札幌国際芸術祭2017(SIAF2017)見聞⑤

④の続き。 目次 1.モエレ沼公園ガラスのピラミッドへ 2.ガラスのピラミッド二階 3.ガラスのピラミッドその他 4.モエレ山へ 8月18日② 1.モエレ沼公園ガラスのピラミッドへ モエレ沼公園での展示は「RE/PLAY/SCAPE」というタイトルだ。 この公園が…

「奈良美智 for better or worse 」2017年7月15日~9月24日 豊田市美術館(愛知県豊田市)

「奈良美智 for better or worse 」を見た。2017年7月15日から9月24日まで。愛知県へも豊田市美術館へも初めて行った。 (公式サイト:http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2017/special/narayoshitomo.html) (参考、会場写真が載っている記事:…

札幌国際芸術祭2017(SIAF2017)見聞④

③の続き。個人的には今回のSIAFのハイライトの日。予定が途中で変わったりして慌ただしく盛りだくさんな一日だった。 展示のネタバレを含むので以下閲覧注意。 目次 1.札幌市立大「そよぎ またはエコー」 2.芸術の森美術館 3.野外美術館 4.工芸館 5…

札幌国際芸術祭2017(SIAF2017)見聞③  

②の続き。次は日を改め札幌彫刻美術館の展示から。ちょっと長い文章になってしまった。 以下ネタバレ注意。 目次 1.本郷新記念札幌彫刻美術館「家族の肖像」 2.宮の森美術館 3.円山動物園 4.札幌市資料館へ 5.CAI02 6.すすきの会場 8月17日 1.…

札幌国際芸術祭2017(SIAF2017)見聞②

(金市館の受付) ①の続き。札幌国際芸術祭を見ました。その記録です。まだまだ一日は終わらない。 以下ネタバレ注意。 目次 1.金市館の展示 2.500m美術館「シュプールを追いかけて」 3.HUG さわひらき「うろ・うろ・うろ」 4.DJ盆踊り 8月14日 ② …

札幌国際芸術祭2017(SIAF2017)見聞①

目次 1.札幌国際芸術祭2017の概要 2.JRタワープラニスホールまで 3.大丸 4.「大漁居酒屋てっちゃん」の店内ツアー 5.金市館ビルへ 1.札幌国際芸術祭2017の概要 札幌国際芸術祭2017(略称:SIAF2017)が開幕した。三年に一度のトリ…

十勝日記③ 生花苗(おいかまない)から帯広へ

引き続き十勝、帯広を観光した記録を書く。十勝日記② 十弗(とおふつ)より - こたつ島ブログ の続き。 8月12日② 大樹町の生花苗川(おいかまないかわ)近くにある晩成社跡地は草に覆われ、紫色の案内看板(なんでこの色なんだろう?)と建造物の痕跡、いくつ…

十勝日記② 十弗(とおふつ)より

十勝へ展示のため出かけたので、その備忘録を引き続き書いておく。十勝日記① 帯広まで - こたつ島ブログ の続き。 8月10日 朝は7時過ぎに出発。本当に人が少ない。JRで帯広駅から池田駅へ。7時47分発の電車。ワンマン運転で、古いタイプの車両がふたつ。岩…

十勝日記① 帯広まで

十勝方面へ出かけた。豊頃町十弗にあるArtLabo北舟での展示のためである。その途中で見たいろいろを以下に書く。 8月8日 羽田空港はさすが夏休み、かなり混んでいる。はやめに出てきてよかった。初めて自動で荷物を預ける機械を使った。 お土産はあまり変わ…

映画「生きとし生けるもの」(監督:今津秀邦)

角川シネマ新宿で映画「生きとし生けるもの」を見た。以下ネタバレ注意。 作品についての概要は映画公式サイトからの抜粋で十分だろう。 『長年旭山動物園のポスター写真などを手がけてきた北海道在住の写真家今津秀邦が初監督を務めた渾身のドキュメント。…

「草間彌生 わが永遠の魂」2017年2月22日~5月22日 国立新美術館(東京都六本木)

国立新美術館で「草間弥生 わが永遠の魂」を見た。草間作品をまとめて見たのは初めて。 (チケット) 展示構成は次のようになっている。 最初にまず近作の富士山の絵がある。私はこの絵はあまりいいと思えなかったので期待せず次に行くと、奥行きのある大き…

私と御朱印

(私の御朱印帖①) ここ数年「御朱印集め」が流行っているようだ。たぶん旅行代理店か何かが紹介し始めて、それが旅番組で取り上げられるようになって広まったのだろう。ホントかウソかわからないが「御朱印ガール」なるものまで出現しているらしい。その一方…

香川日記③ 瀬戸内国際芸術祭2016 大島

2016年ももうすぐ終わり。 今年は本当にあちこち行きました。京都、福岡、福井、岡山にも行きました。 夏に行った瀬戸内の島々のことも印象深いです。その中でも自分なりに特に記録として書いておきたいと思うのは大島のことです。伊豆大島ではなく瀬戸…

「野又圭司 展 脱出〜困難な未来を生きるために〜」  2016年10月5日〜12月4日 本郷新記念札幌彫刻美術館(札幌市) 

ずっと野又さんの個展を見たかったのだが、いつも機会を逃していた。やっと念願叶った。 野又圭司 氏(1963〜)は函館市生まれ岩見沢市在住の彫刻家。北海道大学文学部哲学科を卒業後、1980年代後半から本格的に創作活動を始めた。自己の内面を反映したボック…

「チャリティ展 夕張市美術館コレクション〜炭都・夕張の美術遺産」2016年10月8日(土)〜10月30日(日) プラニスホール(札幌市)

1979年に開館した夕張市立美術館は、 道内では網走に次いで二番目の市立美術館だ。 私が小学生だった頃、夕張に家族で遊びに行き、一度中をちらっと覗いたことがある。その時は確か白黒の写真や佐藤忠良の彫刻があった。古めかしい建物だった。 2012年、美術…

香川日記② 瀬戸内国際芸術祭2016 直島

瀬戸内海の豊島から犬島、直島へ行きました。これは直島に着いてからの記録です。 やっぱ直島は数時間ではとても見切れないですね。ちゃんと全部見ようと思うなら一泊くらい必要かもしれない。そういえば黄色いかぼちゃを見つけられなかった。 8.11 続き 犬…

香川日記① 瀬戸内国際芸術祭2016 犬島

瀬戸内海の豊島から犬島、直島へ行きました。その記録です。香川日記とあるけれど、犬島は岡山県です。 これから瀬戸芸に行かれる方は読まないほうがいいかもしれません。 8.11 授業で滞在していた豊島から四国汽船の高速旅客船で犬島へ向かった。9時50分…

福岡日記

(博多駅前) 2016年6月20日、高松へ行ったついでに(全然ついでじゃない)福岡へ行きました。その記録です。 高松駅で23時頃高速バスに乗り、博多に着いたのは7時50分。 沖縄以外では京都より西に来たのは初めてだ。まだ美術館も何も開いていな…

豊島で考えたこと② 豊島美術館と茨と蚊

(豊島美術館内のアプローチ) 三題噺みたいなタイトルですが違います。いや、三題噺かも?豊島美術館に行って感じたことを書きました。 豊島美術館に初めて行った。現代アートの聖地・瀬戸内の中でも特に有名な場所のひとつであろうここは、自然豊かな豊島…

豊島で考えたこと① 豊島の景色がなぜ信じられなかったか

今とっている授業の関係で瀬戸内海の豊島に行って来ました。直島とならぶ言わずと知れた現代アートの聖地ですが、豊島石や社会福祉事業、かつての産業廃棄物問題など、知れば知るほど奥が深い島です(知れば知るほど奥が深くない土地なんてどこにもないんだ…

吉野せい「洟をたらした神」(中公文庫)

(写真は特に内容と関係ないです) 本の感想です。随筆です。内容に触れます。 吉野せい(1899~1977)は、現・福島県いわき市小名浜生まれの文筆家。 1916年頃から小学校教員を務める傍ら山村暮鳥と交流する。1921年、詩人・三野混沌と結婚…

【アートとリサーチ 北海道の旅とプロジェクトのプラン作成 アーカイブ ワークショップ】 旅の記録②

(朝の函館駅近く、セイコーマート前) 3月15日から29日まで、「アートとリサーチ 北海道の旅とプロジェクトのプラン作成 アーカイブ ワークショップ」というものに参加していました。 その記録②です。 2016年3月21日 昨晩(20日)に札幌を出て、朝5時過…

映画「ジプシーのとき」(監督 エミール・クストリッツァ)

「ジプシーのとき」を下高井戸シネマで見たので感想を書きます。 ※内容に触れます。まだ見ていない方はご注意を。 学部の時にエミール・クストリッツァの監督作品「アンダーグラウンド」を見て、映画にハマった。 数々の美しいシーンと大胆な設定。その背景…

【アートとリサーチ 北海道の旅とプロジェクトのプラン作成 アーカイブ ワークショップ】 旅の記録①

3月15日から29日まで、「アートとリサーチ 北海道の旅とプロジェクトのプラン作成 アーカイブ ワークショップ」というものに参加していました。 アートとリサーチ ワークショップ参加者公募 | さっぽろ天神山アートスタジオ アートとリサーチワークショップ…

嗅書

本を使った趣味といえば、ほとんどの場合読書のことをさすだろう。しかし、読書以外にも本を使った趣味というものは存在する。 例えば、本を集めること。署名本や初版本など、レアな書籍を集める人がいる。僕は面白そうな本をとりあえず買って、読まずにため…

吉本ばなな「キッチン」(新潮文庫)

新潮文庫の吉本ばなな著「キッチン」を読む。 「キッチン」の前編後編と、「ムーンライト,シャドウ」というのが入っている。 初めてちゃんとした恋愛小説というものを読んだ気分。でも、男女の一対一の恋愛関係ばかりについて描いているのではなく、そこが…